東京都品川区にある戸越八幡神社の御神木である「ケンポナシ」の樹は、本殿の脇の道にひっそりと佇んでいます。幹の周りは約2.5メートル、高さは18メートルあり、推定樹齢は250年から300年とされています。以前幹は2本立てでしたが、右側が枯れてなくなり、現在は一本立ての姿です。近年ケンポナシは都区内でほとんど見られなくなった木で、本樹の存在は貴重であるとし、昭53年2月に品川区指定天然記念物となりました。

日本樹木遺産委員会では、戸越の人々に親しまれている戸越八幡神社の希少な天然記念物を守り、次の世代へ引き継いでいくため、本ケンポナシの樹を「日本樹木遺産」の第一号樹木に認定致しました。

つきましては、5月2日(日)に「ケンポナシ」の健康診断および応急処置を行います。健康診断にはドイツ製の非破壊診断装置「ピカス」による腐巧診断および土壌改良材「ブレスパイプ」の設置を行います。その様子は本ホームページに掲載いたします。

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